[ STAY ] More garden, Less house. Bali

 
 

年末年始は忙しい。宿業は休みがなく、世間が休む時期にこそ需要が高まるし、家族がいるスタッフさんはそんな時こそ休みたいものだし…そんなこんなで年越し感のない正月が続いている。これでいいのだ!私は休み開けに、その分休みをとるのだ〜とは思ってはいるものの、メディアやFBの投稿で年末年始を謳歌している家族投稿を見ると少し寂しくなるのはなぜだろう。日本の年末年始らしい過ごし方に憧れがあるからかもしれない。

ということで、フライト代高騰が落ち着いた1月半ば、金沢、東京と乗り継ぎ、バリに行ってきた。夕方16:00頃、ダンパサール空港到着。飛行機を降りた瞬間にむわっと南国の匂いと湿度高めの空気を感じる。5年ぶり3回目のバリじゃ〜

初日のプランは、とにかく無事に宿に着くこと。空港出口で予約してあったタクシードライバーを探す…「タクシー。タクシー?」たくさんのドライバーが魚のような目で次々と寄ってきて少し怖い。やっとのことで私たちの名前が書かれたボードを見つけて、ドライバーに誘われるまま、夕日を背に宿のあるウブドへ。着く頃にはすっかり日は暮れていた。ドライバーのKetutは無口なのだが、とても安心感のある運転をしてくれる。この旅では何度もお世話になることになった。

 
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近くについたよ、と降ろされたはいいもののここは…真っ暗ですやん。街灯はなく、ちゃんと舗装されていない初めて歩く道を携帯のライトを頼りに歩いていくというのはとても不安な訳で。崖沿いを歩き、階段を登り角を曲がり、飛び石を渡り…やっとたどり着いたのが今回の宿「Jazmin」。バリの古い古材などをリノベーションして作られたプライベートヴィラ。す、素敵!と、あ〜んしんする前にすぐ気になったのが、あら。ここ壁も扉もないのね…ほ〜バスルームには天井がない…星空シャワーか!そんな感じね〜かろうじてベットルームには鍵がかかり、セキュリティールームもあるけれど、リビングルームはね…これ外だね。私が思っていた外と内の境界線の概念が崩れ去った。なんて開放的なの!非日常で刺激的!ポジティブにはしゃぐも、周りは闇の中でどうなっているかも分からないし…やっぱり何だか落ち着かない(笑)そわそわしながら、疲れてすぐ眠りついたとさ…

翌朝。朝の淡い光で自然に目が覚める。昨夜真っ暗で見えなかった景色が目の前に…緑。緑、緑。リビングに出ると…一面の橙の花畑。何なのここは、楽園なの?ウブドの丘の集落。元々、畑だった場所に建てられたようで、車でもスクーターでも入れない奥地にこのビラはある。これを建てる時には、これらの材木を人が手で運んだということ?

 
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バリの古材を利用したリビング。バリでは守り神とされているトカゲがそこら中にいて、いちいちびっくりする。その中の一匹がとても大きく彼の糞はとても大きい(笑)気をつけないとそれを食らうので定期的に天井はみて自分の居場所を確認すべし。

バリの古材を利用したリビング。バリでは守り神とされているトカゲがそこら中にいて、いちいちびっくりする。その中の一匹がとても大きく彼の糞はとても大きい(笑)気をつけないとそれを食らうので定期的に天井はみて自分の居場所を確認すべし。

 
 
バリはビールは安いのですが、ワインやカクテルはとても高い。ということでデューティーフリーでラムとウイスキーを購入し、ラムコークとハイボールを家では飲んでいた。

バリはビールは安いのですが、ワインやカクテルはとても高い。ということでデューティーフリーでラムとウイスキーを購入し、ラムコークとハイボールを家では飲んでいた。

 
 
この白いドレープになった布はデコレーションだと思っていたのだけど、これ蚊帳だったことをバリで知った。この蚊帳をちゃんと閉じないとほぼ外のような室内、蚊にやられる。一日8箇所くらい刺された。相方は全く刺されないのに。不平等だ。

この白いドレープになった布はデコレーションだと思っていたのだけど、これ蚊帳だったことをバリで知った。この蚊帳をちゃんと閉じないとほぼ外のような室内、蚊にやられる。一日8箇所くらい刺された。相方は全く刺されないのに。不平等だ。

 
宿のエリア内には、3つのプライベートビラと1つのシャアホテルがあってプールは共用。ヤシの実が落ちていたのでそれをビーチボールがわりに。痛いわ。

宿のエリア内には、3つのプライベートビラと1つのシャアホテルがあってプールは共用。ヤシの実が落ちていたのでそれをビーチボールがわりに。痛いわ。

 
 
開放的なシャワー。日本ではこんな設計ないだろうな〜としみじみ思うわけですが、朝陽のシャワーも、夕日のシャワーも星空のシャワーも。最高に気持ち良い。夜は、たくさんのカタツムリが出て来るけどね、そして見たことないくらいでかい。

開放的なシャワー。日本ではこんな設計ないだろうな〜としみじみ思うわけですが、朝陽のシャワーも、夕日のシャワーも星空のシャワーも。最高に気持ち良い。夜は、たくさんのカタツムリが出て来るけどね、そして見たことないくらいでかい。

 
 
バスタブに使って一息つくと、バスタブの淵で蟻さんもせっせと働いてる。虫さんが苦手な方は辛いね、こりゃ。

バスタブに使って一息つくと、バスタブの淵で蟻さんもせっせと働いてる。虫さんが苦手な方は辛いね、こりゃ。

 
 
昨晩の飛び石はこれだったのね。建物はバリの伝統的な家を再現したそう。日本の茅葺き屋根の家みたい。

昨晩の飛び石はこれだったのね。建物はバリの伝統的な家を再現したそう。日本の茅葺き屋根の家みたい。

 
 

相方をゆすり起こし近所を探検。

何人かの友人にウブドは最高!リタイヤしたらウブドに住むことが憧れなんだ〜という話を聞いていて、初めてのバリでもウブドに滞在したのだけど、旅慣れていなかったこともあってホテルも、見えた情報も違ったためか、何で彼らはそんなこと言っていたのだろう…と思っていた。でも、5年経ってその意味がわかった気がする。大通りに出るとたくさんレストランやショップがあって1週間いても全然飽きないけれど、一歩道に入れば静かで社会と断絶されたような時間が過ごせる。

家主のアレハンドらさんは、南アメリカ出身、アメリカ西海岸で育ち、建築家として忙しく働いていたそう。ある時バケーションで行ったバリに恋をし、仕事をやめて移住をしたのだとか。当時アテもなく、キャリアの浅い彼女に仕事をくれる人などいるわけもなく、まず自分の住居兼モデルルームを作ろうと建てたヴィラが始まり…今はプライベートヴィラが3棟、ゲストハウスが1棟あるそうだけど、どれも私好み。ゲストへのリスペクトだけではなく、その土地や、バリのコミュニティーへの想いが感じられる。沁みる。

 
 
朝の散歩は私たちの日課になりました。バリの1月は雨季に当たるのですが、幸運なことに晴れ続きでとにかく歩き回った。

朝の散歩は私たちの日課になりました。バリの1月は雨季に当たるのですが、幸運なことに晴れ続きでとにかく歩き回った。

 
 
バリの方々は信仰心が強く、毎朝お供え物を玄関に添えます。これは女性の仕事のよう。バリの女性は働きもので穏やかだけど強いという印象だった。頭の上に重そうな荷物を抱え、姿勢良く、スタスタと階段を上がっていくのが記憶に残ってる。男性は、タクシー乗り場に座って「タクシー。タクシー?」といっていた印象(笑)南国の男女関係ってこういう感じ?

バリの方々は信仰心が強く、毎朝お供え物を玄関に添えます。これは女性の仕事のよう。バリの女性は働きもので穏やかだけど強いという印象だった。頭の上に重そうな荷物を抱え、姿勢良く、スタスタと階段を上がっていくのが記憶に残ってる。男性は、タクシー乗り場に座って「タクシー。タクシー?」といっていた印象(笑)南国の男女関係ってこういう感じ?

 
 
鳥のようなはな?草?

鳥のようなはな?草?

 
 
朝食はビラのキッチンにMadeとMadeが来てくれて作ってくれる。フルーツサラダと、卵料理、パンと、ドリンク。シンプルなんだけど美味しい…シンプルだから美味しい?近隣の朝食はいくつか試してみたけどやっぱりMadeMadeが一番。最高だ。人生一番の朝食だ。

朝食はビラのキッチンにMadeとMadeが来てくれて作ってくれる。フルーツサラダと、卵料理、パンと、ドリンク。シンプルなんだけど美味しい…シンプルだから美味しい?近隣の朝食はいくつか試してみたけどやっぱりMadeMadeが一番。最高だ。人生一番の朝食だ。

 
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大きなセンスみたい。自然のデザイン最強。

大きなセンスみたい。自然のデザイン最強。

 
 

「More garden, Less house」彼女の本の中にあった言葉に、深く頷いた。そうそう、大きな家でなくてもいい。個人的には、家の大きさは必要最低限でできる限り小さいほうがいい。なぜなら絶対に掃除が楽だから。できるだけ広い庭が欲しい?いや、庭は欲しくない。管理が大変だときくし(笑)できれば、庭に見立てられる景観を。周りが美しい田畑に囲まれていてそれがリビングから見えるとか、家の裏には管理された綺麗な桜がさく公園があるとか…良質なパブリックの近くに住みたい。家も、インテリアも変えられるけど、一度土地を買ってしまうとそれは自分ではコントロールできないものだから。

これ以上に私が興奮できる宿はバリにはないだろう。宿は寝るだけだから、ホテルは節約という考え方はあるけれど、私は拠点とする場所は、旅する時も住む時も大切にしたい。せっかく出かけるなら、自分らしい旅ができる場所がいい。その「自分らしい」という他人には理解できない自分の中にあるものを旅に行く前の段階でリサーチするのは難しい。でも前より上手くなってきたかな。

次はどこに行こうか。

https://www.floranaturalvillas.com/